2007年10月03日
DIC、水性顔料ジェットインクの生産設備を大幅増強
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:大日本インキ化学工業

 大日本インキ化学工業は、水性顔料ジェットインクの需要急増に対応するため、埼玉工場(埼玉県北足立郡伊奈町)の生産設備増強を決めた。

 同工場内の一部を分散体製造専用設備およびインク製造専用設備に改修するもので、工費10数億円をかけて、現有年産1,500トン設備を4,000トンに拡大する。今年9月に着工し、来年6月完成、8月から生産を開始する。
 
 同社は、インクジェットプリンター用顔料としてプロ写真家向けプリンターや産業用ワイドフォーマットプリンターに搭載するインクを開発し本格出荷中だが、需要は好調で今後の大幅拡大が期待できる見通しとなった。
 
 引続き出荷状況を見ながら設備増強していく方針。今回の設備増強により、2010年には約70億円の売上を目指す。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1191380816.pdf