2007年10月03日
タカラバイオ、米カパ・バイオシステムズ社にLA-PCR法をライセンス
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:タカラバイオ

 タカラバイオは3日、米国カパ・バイオシステムズ社(マサチューセッツ州)との間で、同社が保有するLA-PCR技術に関する特許の全世界における非独占的実施権を供与するライセンス契約を締結したと発表した。
 
 カパ・バイオシステムズ社は、同社がLA-PCRの実施権を供与した世界で第21番目の企業となる。同特許は米国で2013年2月、日本と欧州諸国では2014年2月まで有効。

 同契約によりカパ・バイオシステムズ社は全世界でLA-PCR法を利用する製品を製造・販売することができる。タカラバイオは、同社から契約一時金及びライセンス対象製品の売上げに応じたランニングロイヤリティーを受け取る。

 LA-PCR法は、遺伝子工学の基幹技術であるPCR法の能力を飛躍的に向上させた画期的な技術で、「長く正確なポリメラーゼ連鎖反応(Long and Accurate Polymerase Chain Reaction)」を意味する。従来のPCR法では1万塩基をこえるDNAの増幅は困難だったが、LA-PCR法により数万塩基の長鎖DNAを安定して正確に増幅することができるようになった。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1191391941.doc