2007年10月09日
樹脂加工会社の「大日本プラスチックス」、タキロン傘下に
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ダイセル化学、タキロン、トクヤマ


 ダイセル化学工業は9日、連結子会社である大日本プラスチックスの全株式をタキロンへ譲渡することにし、基本合意書を締結したと発表した。本年末をめどに株式の60%分を売却する。2回目の40%は今後の協議の中で決める。
 
  大日本プラスチックスは1956年、塩化ビニール波板、ポリカーボネート波板等の建築資材や、ハウエル管等の土木資材を製造・販売するため、ダイセル化学の子会社として設立。1971年にはトクヤマが資本参加(出資率40%)し、両社の共同出資会社として運営してきた。年商約190億円。 
 
 しかし、これらの事業は、ダイセル化学グループの事業との関連性が薄く、今後もシナジー効果が期待できない。一方のタキロンとは、事業内容が広く重なっており、プラスチック加工事業の厳しい競争環境の中で統合シナジー効果は大きいと判断、株式の譲渡となった。
 
【大日本プラスチックス株式会社の概要】
(1) 代表者  伊丹 淳一
(2) 本店所在地  大阪市中央区
(3) 設立年月日  1956年9月15日
(4) 主な事業内容  建築資材、土木資材、農水産資材、包装資材、環境資材、 生活関連資材等の製造および販売
(5)資本金  8億59百万円
(6)株主および所有割合  ダイセル化学 60%、トクヤマ 40%

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1191910452.pdf