2007年10月10日 |
POフィルムの出荷の低迷が長期化 |
8月も前年同月比89.7%と不振 |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:日本ポリオレフィンフィルム工業組合 |
日本ポリオレフィンフィルム工業組合の集計によると、同組合加盟のポリオレフィンフィルムメーカーの8月におけるインフレーションフィルムの総出荷数量は58,499トンとなった。前年同月の実績を10.3%下回っている。同フィルムの月間出荷数量は11ヵ月連続で前年同月を下回ることになった。二桁のマイナス成長は、今年に入って4度目。 品種別の実績は、LDPEフィルムが36,554トンで前年同月比9.8%減、HDPEフィルムが20,628トンで同7.5%減、IPPが1,317トンで同9.4%減となっている。LDPEフィルムは11ヵ月連続の、HDPEフィルムは12ヵ月連続の、IPPは2ヵ月連続の前年同月割れとなった。 最大消費製品であるPE袋の月間輸入量が6月以降3ヵ月連続で前年同月を下回っているにもかかわらず、国産フィルムの出荷が大幅な前年同月割れを続けている点が軽視できないところだ。 1〜8月の累計は、469,412トンで前年同期を9.6%下回っている。LDPEフィルムは299,586トンで同9.8%減、HDPEフィルムは158,696トンで同9.1%減、IPPは11,130トンで同10.5%減となっている。 |