2007年10月15日
ナフサの日本向け契約価格が730ドルに
再び反発して週単位では過去最高値
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の商社や石油企業ならびに石油化学企業等が国際スポットマーケットで先週中に契約した石油化学用ナフサのC&F価格の週単位の平均はトン当たり730ドル強となった。
 
 前の週の平均価格は722.4ドルで、その前の週の平均を約3%下回り6週間ぶりの反落となったが、わずか1週間で再び反騰した。週単位では、今年5月第3週の同726ドルを抜いて過去最高値となる。

 原油のスポット価格が、WTIも北海ブレントも中東ドバイも軒並み再上昇したのに連動するかたちとなった。円安も進んでいるだけにわが国の石油化学企業に取っては軽視できない事態といえる。北西欧のCIF価格も先週の平均は同725ドル弱の最高値をつけている。