2007年10月17日 |
PSPの出荷、9月も前年比90.9%と不振 |
1〜9月の累計も前年比97.0%と低迷 |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会の集計によると、同シート(PSP)の9月の総出荷数量は9,130トンとなった。前年同月の実績を9.1%下回っている。 これでPSPの月間出荷数量は4ヵ月連続の前年同月割れとなった。9月の縮小率の9.1%は、前月の8.0%を抜いて今年に入っての最大規模である。 9月の実績が前年を大きく下回ったのは、最大消費品種であるトレー反(ロールトレー)が7.1%縮小したのに加えて、トレー反に次ぐ市場規模のラミネート丼用と一般反がともに10.4%もの大幅減となったため。トレー反は2ヵ月連続、一般反は4ヵ月連続、ラミネート丼用は3ヵ月連続の前年同月割れである。 この結果、今年1月から9月までの累計は80,440トントンとなった。前年同期の実績を3.0%下回っている。全ての品種が前年同期を割り込んでいる。トレー反は1.3%減の35,360トン、一般反は2.7%減の17,720トン、ラミネート丼用は6.0%減の21,060トン、ラミネート一般用は6,300トンで同3.8%減となっている。 昨年10月から今年9月までの1年間の総出荷数量は111,260トンで、この場合も前年同期を2.1%下回っている。全ての分野がマイナス成長となっており、同製品業界としてはいよいよ新市場開拓に本腰を入れて取り組む必要が出てきたといえそうだ。 |