2001年10月05日 |
環境省、容リ法対象製品の今年度1Qのリサイクル実績まとむ |
プラスチック製容器包装の再商品化量は前年の4.17倍に |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:環境省 |
環境省大臣官房が集計したところによると、容器包装リサイクル法に基づいて全国の市町村が今年度の第1・四半期中に家庭から分別収集し、再商品化(リサイクル)した製品の重量は全体に前年同期をかなり上回った。中でも、昨年度から本格施行されたプラスチック製容器包装は著しい伸びを遂げている。また、同製品に先行して分別収集と再商品化が実施されているPETボトルも順調な伸びとなっている。 今年4~6月期に分別収集されたプラスチック製容器包装は4万5,300トンで、前年同期の実績の2.77倍に達している。うち、白色トレーは867トンで前年同期比107%となっている。 また、再商品化数量はプラスチック製容器包装全体が3万9,672トンで前年同期の4.17倍に増えている。うち、白色トレーは710トンで同121%となっている。 プラスチック製容器包装全体がこうした大きな伸びを遂げたことの背景について同局では、施行2年目に入って分別排出と収集がともにスム-スに運ぶようになってきたことが大きいと分析している。6月現在で同容器包装を分別収集している市町村は1,057を数える。昨年6月の時点の1.2倍である。 一方、PETボトルの同期の分別収集量は3万7,959トンで同139%、再商品化量は3万5,770トンで同144%となっている。リサイクル数量の伸びが特に高いのは、新たにマテリアルリサイクルを開始した事業者が多かったためと見られる。収集実施市町村は2,561で、前年同月の1.09倍である。 |