2007年10月22日 | |
3社長が共同記者会見「提携効果大きい」 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:協和醗酵、キリンホールディングス |
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協和発酵、キリン両グループの戦略的提携に合意した、加藤壱康キリンホールディングス、松田譲協和発酵、浅野克彦キリンファーマの3社長は22日共同記者会見し、提携合意に至ったいきさつや背景、今後の期待を語った。 今回の提携は、松田社長が今春2月ごろキリンHDの加藤社長に提案して実現したもようで、加藤社長によると「医薬業界の経営環境は一層厳しくなる。世界規模で展開していくために一緒にやりませんかと、私のほうから提案した」という。そして「当社もキリンファーマも、このまま単独でももちろん事業はやれるが、スピード感と力が十分に出ない。スケールメリットではなく、特徴をもった会社にしていきたい」と述べた。 キリンHDの加藤社長は「キリングループとしても、両社の強みが発揮できれば、シナジー効果は大きい。HDとしては、酒類、飲料に次ぐ第3の柱として「食と健康」を強化していきたい。両グループの強みである発酵・バイオの技術力の融合によって、以前から掲げていた中長期目標の達成につなげていきたい」と語った。 浅野キリンフアーマ社長は統合によるシナジー効果が大きいことを強調し、「両社の強みであるバイオテクノロジーを核として、画期的新薬の創出とグローバルな展開に期待している」と語った。 キリンHDでは、キリングループと協和発酵の2007年通期業績予想を単純合算すると、業績予想は◇売上高 2兆2,000億円◇営業利益 1500億円◇経常利益 1400億円◇当期純利益 570億円になると説明している。 |