2007年10月22日
ナフサのC&F/ジャパンが続騰
先週の平均はトン764ドル弱に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 大手商社や石油ならびに石油化学企業等が先週中に国際マーケット市場で契約したナフサのC&F価格の週単位の平均価格はトン当たり764ドル弱となった模様。
 
 前の週の平均に比べると同33ドル強高い。率にして4.6%高となる。2週間連続の上昇で、週単位では史上最高値となった。これで同700ドル台乗せは5週間連続となった。週末には779ドル弱をつけた模様。
 
 原油の北海ブレントの動きに敏感に反応して上下動する北西欧のナフサのCIF価格も先週は前の週に続いて上昇、同758ドル強になったと見られている。この場合も5週連続の700ドル台である。
 
 C&F/ジャパンもCIF/NWEも、ともに原油のスポット相場の続伸に触発された動きとなっている。ただし、WTIや中東ドバイほどの大幅な値上がりとはなっていない。投機筋がWTIやドバイの原油ほどの投機魅力を感じていないせいかも知れない。しかし、このままいくと、プレミアムナフサ分を含めたわが国の11月下旬から12月上旬のCIF価格はキロリットル当たり6万3,000円ていどに跳ね上がることになる。