2007年10月23日 |
SMのアジア価格が続伸 |
中国のCFRは1,400ドル超え |
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
大手商社ならびにSM(スチレンモノマー)メーカー筋によると、アジア地域におけるSMのスポット価格がここにきて再び上昇してきた。 主要輸出国である韓国の直近のFOB価格はトン当たり平均1,350ドルで、最大の輸入国である中国のCFR価格は同1,400ドル強となっている。いずれもこの1週間で同40ドル強上がったことになる。 これは、中国を中心としたアジア地域全体の需要がABS樹脂向けやEPS向けをはじめとして引き続き旺盛なこと、旭化成ケミカルズがSMの第1号機の操業を停止したこと、原料ベンゼンの国際スポット相場が再騰してきたこと等、いくつかの要因が重なったことによるもの。大手商社や同モノマーメーカーの多くは、BZの国際相場がよほど下がらないかぎりSMのアジア相場が反落することはないと予想している。 |