2007年10月24日
環境省、高断熱リフォームを強力に推進
塩ビサッシ窓の設置等に資金の3分の1を補助
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:環境省

 環境省は、民生部門における地球温暖化ガスの排出の削減推進策の一つとして市民による高断熱住宅へのリフォームを資金面でこれまで以上に強力に支援していくことになった。
 
 塩ビサッシメーカー等も一部の地域でリーダーの役割を果たしている既存の「地球温暖化対策地域協議会」を活用して、一般市民がリフォームに際して塩ビサッシと複層ガラスの組み合わせによる断熱窓を採用したり、高効率空調システムや省エネ照明機器等を導入したりする場合に補助金を交付しようというもの。必要資金の3分の1をエネルギー特別会計の中から補助する考え。実施に当たっては、地域協議会がそれぞれの地域内の市民の計画を一括取りまとめて申請するよう求めていく。かつてのように既存の窓と高断熱窓の差額の3分の1を補助するのではなく、要した費用の3分の1を支援することにした点が多くの市民に歓迎されそう。
 同省では、このための資金として4億5,000万円のエネ特会を財務省に要求していく。07年度の要求額の60.7%増となる。