2007年10月30日 |
ナフサのC&F・日本の価格、3週連続の上昇 |
週末から週明けの価格は800ドル台に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況) 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンター筋の調べによると、わが国の商社や石油・石油化学企業が国際スポット市場で先週中に契約したC&Fベースの週単位の価格はトン当たり平均775ドル台半ばとなった模様。 前の週の平均を約12ドル上回っている。これで3週連続の上昇となった。また、北西欧のCIF価格も3週連続して上昇し、先週の平均は761ドルになったと見られている。いずれも原油のスポット相場の続伸に連動してのもの。ただしC&F/日本のアップ率は、これまでと異なりWTIやブレントのアップ率を上回っている。アジア地域全域でエチレンプラントの定修が終了して需要が拡大する見通しにある点が作用したものと見られる。 先週末から今週明けにかけてはさらに上昇、2日連続で同800ドル台を記録している。CIF/NWEも793ドルに達し、800ドル乗せが時間の問題となっている。 わが国のエチレンセンターの間では、12月着のナフサ価格が1キロリットル当たり6万3,00円に跳ね上がると予想する向きが増えている。 |