2007年11月12日 |
SMの10月の出荷、前年比9%増で4ヵ月連続の前年超え |
国内向けの1%減を輸出の26%増がカバー |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会が12日に集計したスチレンモノマー(SM)の10月の総出荷数量は277,653トンで、前年同月の実績を9%上回った。これで7月以降4ヵ月連続の前年同月超えとなった。 国内向けは163,322トンで、前年同月を1%下回った。PSメーカーの定修による減産が影響してのもの。9月に続いての前年同月割れである。輸出が前年を26%上回って114,331トンとなり、国内向けの縮小をカバーした。 この結果、輸出の前年同月超えは3ヵ月連続となった。もっとも、輸出の大幅増は、前年同月の輸出量がSMメーカーの定修の影響で前の年を34%下回る極端な低水準にとどまったことの反動と見ることもできる。 生産量は273,073トンで、前年同月を14%上回った。定修による運休プラントが少なかったためと見られる。これでSMの生産は10ヵ月連続の前年同月超えとなった。 |