2001年09月26日
東ソー、「環境レポート」の2001年度版を発刊
社内廃棄物の有効利用96%実現など多くの実績を紹介
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:東ソー

 東ソーはこのほど「環境レポート」の2001年度版を発刊した。同社は今年7月に、グループ会社25社との間に「安全・環境ネットワークシステム」を構築し、PRTR法関連の化学物質の削減や廃棄物の有効利用にグループを挙げてこれまで以上に積極的に取り組んでいる。また、グループ会社の「ISO14001」の認証取得も支援している。 「環境レポート」2001年度版では、そうした活動の内容を詳しく紹介、合わせて、2002年度の目標も明示している。
 主な内容は以下の通り。

《循環型社会形成へ向けての廃棄物の有効利用》
○社内廃棄物の有効利用は96%に達している。
○社外からも2000年度に39万トンの廃棄物を受け入れ、“循環資源”として全量を有効活用した。

《環境への排出量の削減へ向けて2000年度に33億円を投資し、年間22億円の費用を投入した》
○排出量削減への積極的な取り組みによって、PRTR法関連物質の2000年度における排出量は95年度比23%削減できた。2002年度には90%削減を目標としていく。
○自主管理すべき有害大気汚染物質12物質のうちの東ソーが関わりを持つ5物質の排出量についても2002年度には95年度比91%の削減を目指していく。

《省エネ製品の開発も積極的に展開》
○日本シリカ工業で建設を進めていた省エネタイヤ向けの専用設備が2001年4月に完成した。自動車の燃費を5~6%改善させるシリカを提供、省エネ・省資源に貢献している。

《東ソーグループのISO14001認証取得》
○2001年7月、東ソークォーツが、8月に東ソー・スペシャリィマテリアルが認証取得。東ソーは、グループ会社の認証取得に向けて積極的に支援する。