2007年11月19日
中外製薬、抗生物質「ロセフィン」小児1日1回投与の用法を追加取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

 中外製薬は19日、注射用セフトリアキソンナトリウム製剤−販売名「ロセフィン」が、小児1日1回投与の用法を追加取得したと発表した。

 「ロセフィン」は、国内外の診療ガイドラインにより市中肺炎、髄膜炎、胆道感染症、淋菌感染症などの感染症に対して第一次選択薬として推奨されている。また、小児感染症では、肺炎球菌やインフルエンザ菌などの耐性菌化が問題となり、急性中耳炎や市中肺炎に対して経口抗菌薬による治療難渋例が報告されているが、同社はこのような症例にも治療効果が期待できるとしている。

 用法は、成人にセフェム系注射剤で唯一1日1回投与が認められていたが、今回、小児1日1回投与が承認されたことから、入院治療時の投薬回数を減らすことが可能となった。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1195445869.pdf