2007年11月22日

中外製薬、浮間工場残し宇都宮、藤枝と3工場体制構築へ

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：中外製薬

中外製薬は22日、今年2月に決定した生産体制再編計画の一部を変更して、浮間工場（東京都北区）の閉鎖を中止し、宇都宮工場（栃木県宇都宮市）、藤枝工場（静岡県藤枝市）とともに3工場体制とすることにしたと発表した。 　これは、浮間工場にあるバイオ原薬製造設備の長期的な活用にめどが立ち、計画していた宇都宮工場への設備移管・集約に比して現有資産・資源の有効活用に大きな効果が期待できるため。 　 　同社は、2010年初をめどに国内5工場を2工場に集約化する計画を発表していた。鎌倉工場は当初計画通り2010年末をめどに閉鎖する。 　今回の計画変更により、浮間工場はこれまで通りエポジン、ノイトロジンのバイオ原薬、ピシバニール注などの注射剤製造を担う工場となる。 （参考：主要工場の概要） 【宇都宮工場】 ・所在地　 栃木県宇都宮市清原工業団地16−3 ・敷地面積　 約122,000 平方メートル ・事業内容　 バイオ医薬品の生産 ・主たる製造品　 エポジン注、ノイトロジン注 ・従業員数 377 名 【藤枝工場】 ・所在地　 静岡県藤枝市高柳2500 ・敷地面積　 約218,000 平方メートル ・事業内容　 合成医薬品の原薬生産 ・主たる製造品 アルファロール原薬、シグマート原薬 ・従業員数 88 名 【浮間工場】 ・所在地　 東京都北区浮間5−5−1 ・敷地面積　 約66,000 平方メートル ・事業内容　 バイオ医薬品の原薬生産 ・主たる製造品　 エポジン原薬、ノイトロジン原薬 ・従業員数　 223 名 【鎌倉工場】 ・所在地　 神奈川県鎌倉市梶原200 ・敷地面積　 約81,000 平方メートル ・事業内容　 医薬品の生産 ・主たる製造品　 タミフル、ゼローダ ・従業員数　 228 名 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1195712192.pdf