2007年11月22日 |
プライムポリマー、再値上げを表明 |
1月7日出荷分から15円以上引き上げ |
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:プライムポリマー |
プライムポリマーは22日、ポリエチレンとポリプロピレンの全品種の国内販売価格を来年1月7日出荷分から1キログラム当たり15円以上引き上げると発表した。22日から需要家各社への説明と受け入れの説得を開始する。 品種の種類によってあるいは取り引き数量の多寡によって上げ幅は若干異なり、中には上げ幅が同19円になるケースもあると説明している。 値上げの理由としては、来年1〜3月期の国産ナフサ価格が1キロリットル当たり6万8,000円に上昇するとともに燃料費、用役費、副原料費等も軒並み再騰するのが必至となってきたことを挙げている。 同社の現在のPEとPPの国内販売価格は、国産ナフサ価格1キロリットル当たり6万1,000円見合いのレベルにある。今年10〜12月期のナフサ価格見合いを若干下回る水準にあると言える。加えて、来年1〜3月期にはそのナフサ価格が同6万8,000円に跳ね上がる見通しとなってきたためその分だけでも同14円以上の値上げが必要となり、さらに用役費等のアップ分の転嫁も不可欠となってきたことから合計同15円以上の再値上げに踏み切るほかないと判断したもの。これが今年度3度目の値上げとなる。 なお、プライムポリマーによる全出荷量のうち、ナフサ価格の上下に四半期単位の販売価格を自動的にスライドさせる方式(いわゆるナフサスライド制)に移行している数量の比率は75%弱に達している。1年前に比べると15ポイント上がっている。したがって今回の価格修正の交渉の対象は25%強を占める数量の需要家各社となる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1195711928.tif |