2007年11月26日 |
電気化学、デンカ生研を株式交換により完全子会社化 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:デンカ生研、電気化学工業 |
電気化学工業は26日、08年4月1日付でデンカ生研を完全子会社とする株式交換を行うと発表した。デンカ生研の株式は、08年3月26日に上場廃止となる。 電化は2015年に創業100周年を迎え、経営基盤強化に向けた事業戦略を展開中だが、医薬関連事業は重点分野の一つ。デンカ生研の主要事業であるワクチン・検査試薬は、世界的な感染症拡大など、予防医療に対する国民意識の高まりとともに、引き続き成長が期待されている。 しかし一方では、医薬事業のグローバル化や国内医療制度の改革、開発費用の増大など事業環境は厳しさを増しており、競争も今後一層の激化が予想されている。 こうした状況から両社は、株式交換による完全子会社化により実質的な経営統合を図ることが得策と判断した。 株式交換比率は電気化学1対デンカ生研5.1、つまりデンカ生研の普通化株式1株に対して電気化学工業の普通株式5.1株を割当て交付する。 デンカ生研(佐塚政太郎社長)は資本金1,000百万円。07年3月期の業績は売上高12,137百万円、営業利益1,169百万円、経常利益は1,138百万円で、当期純利益は658百万円、1株当たり純利益は80.49円。配当金は36.00円だった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1196063817.pdf |