2007年11月27日

旭化成ケミ、リチウムイオン2次電池用セパレーター大幅増強

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：旭化成ケミカルズ

旭化成ケミカルズは27日、世界的なIT携帯機器の増加に伴うリチウムイオン2次電池の需要拡大に対応するため、同電池用セパレータ「ハイポア」の設備能力を、現有年産1億平方メートルから1億5,000万平方メートルに増強すると発表した。総投資額は約100億円。 　「ハイポア」は、ポリオレフィンを原料とした多孔質フィルムで、同社はリチウムイオン2次電池用セパレータとして世界シェアの約5割を保有するトップメーカー。 　 　昨年10月、滋賀県守山市の工場内に大型ラインが完成し、設備能力を年産約1億平方メートルに拡大した。しかし引続き需要の大幅拡大が見込まれるため、さらに能力を1.5倍に引き上げることにした。 　（注）2次電池用セパレーターとは：IT 携帯機器に搭載されるリチウムイオン2次電池の正極・負極間に位置するフィルムで、正極と負極の接触を遮断しショートを防止すると同時に、正極・負極間でリチウムイオンを透過させる高機能部材。 ＜能力増強計画の概要＞ （1）所在地　：滋賀県守山市（旭化成ケミカルズ ハイポア工場内） （2）増強内容およびスケジュール 　◇2008年度 ：2,000万平方メートル増強（1億2,000 万平方メートルに） 　◇2009年度 ：3,000 万平方メートル増強（1億5,000万平方メートルに） （3）総投資額　：約100億円 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1196147570.pdf