2007年11月29日
三菱化学、タイ・インドにPPコンパウンド設備新設
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:日本ポリケム、三菱化学

 三菱化学は29日、100%子会社の日本ポリケム(JPC=本社:東京都港区、村上永一社長)を通じて、タイとインドにポリプロピレン(PP)コンパウンドの製造設備を新設することを決めたと発表した。
 
 このところアジア地域のモータリゼーションの進展は著しく、中国、タイ、インドには多数のメーカーが進出し、製造・販売台数も急増している。また自動車業界はグローバル化に伴い、どの地域でも一定品質の材料(グローバル材)を安定的に求めようとしている。

 これらの要望に応えるため、三菱化学グループは、タイとインドにJPCの出資する製造・販売子会社を設立し、PPコンパウンド製造設備を新設することにした。
 
 これにより同社グループは、日本、北米、中国(北京、広州=建設中)、タイ、インドにPPコンパウンドの製造・販売拠点をもつことになる。引続き世界各地の自動車製造拠点にグローバル材を提供できる体制を確立し、真のグローバルサプライヤーを目指す。

<タイ新製造設備の概要(予定)>
(1)所在地   : タイ チョンブリ県 アマタナコン工業団地  サンプレーン社(※)第2工場敷地内   ※塩ビコンパウンドの製造・販売会社(三菱化学グループ69.2%出資)
(2)生産能力  : 10,000トン/年
(3)設備投資額 : 約7億円
(4)運転開始  : 2008年10月

<インド新製造設備の概要(予定)>
(1)所在地   : インド ラジャスタン州 ニムラナ工業団地
(2)生産能力  : 15,000トン/年
(3)設備投資額 : 約9億円
(4)運転開始  : 2009年4月


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1196303939.pdf