2007年11月30日
アブダビ・ADNOCのプレミアムも決定
1月からの1年分、ライトナフサは21ドルに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 わが国の商社や石油企業等がアブダビ・ADNOCとの間で進めていた来年1月以降1年間の引取りナフサのプレミアム価格交渉がこのほど決着した。
 
 油種によって異なり、ライトナフサはMOP/A(プラッツのアラビア湾中値)プラストン当たり21ドル、フルレンジナフサは同18.5ドル、スプリッターナフサは同17.5ドルとなる。今年7月からの1年分のプレミアムに比べると、ライトナフサは1ドル高、フルレンジナフサはイーブン、スプリッターナフサは0.5ドル安となる。ADNOC側のオファー価格に対してはライトナフサがイーブン、フルレンジナフサとスプリッターナフサがともに1ドル安ということになる。
  
 これで、産油国各国と極東3カ国との間で進められてきた当面の期間のナフサプレミアム交渉はあらかた終了した。サウジアラムコのA-180のMOP/Aプラス16ドル、KPCの同14ドル、韓国・SオイルのMOP/Jマイナス2.5ドル、そして今回のアブダビADNOCのライトナフサのMOP/Aプラス21ドルといずれもわが国や韓国、台湾の買い手の希望を大きく上回る額での決着となった。