2007年12月03日 |
MOP/Jの11月平均、843ドル半ばに続騰 |
前月比12%高で月間最高値を更新 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況) 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンター筋の調べによると、ナフサのMOP/J(プラッツオイルグラムの日本着の中値)の11月の平均はトン当たり約834.5ドルとなった。 10月の平均に比べると同88.6ドル(11.7%)高となる。月単位での史上最高値となった10月の記録を更新した。前年同月の月間平均価格に対比すると同305ドル強(57%弱)もの上昇となる。 11月の高騰もこれまでと同じく原油の国際スポット相場の続騰に引っ張られてのもの。もっとも、WTIの11月平均の前月に対するアップ率は10.9%なので、MOP/Jの上昇率はわずかにそれを上回っている。従来のパターンとは逆の現象となっている。これには、極東地域におけるエチレンセンターの定修が全て完了してナフサの総需要量が拡大するとの見方が国際スポット市場に広がったことが少なからず作用していると見られる。 なお、日本の商社や石油企業ならびに石油化学企業等による11月の最終週の契約分の週平均価格は同867ドル弱となった模様。前の週の平均を約10ドル上回り、2週連続の上昇となっている。 |