2007年12月06日 | |
昭電、台湾の高純度アンモニア設備増強完了 | |
エレクトロニクス分野向け需要の拡大に対応 | |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:昭和電工 |
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昭和電工は6日、東アジアを中心にエレクトロニクス分野向け高純度アンモニアの需要が伸びているため、台湾の子会社「台湾昭和化学品製造」で行っていた生産設備の増強工事がこのほど完工したと発表した。総工費約1億円で、年産能力は1000トンから1200トンに増強した。 このところ東アジア地域では半導体、液晶パネルメーカーの生産規模拡大により、窒化膜形成用ガスとして使用される高純度アンモニアの需要が急増している。 最近は窒化ガリウム系LEDや太陽電池向けの出荷も増加している。現地子会社は2005年11月に高純度アンモニアの生産を開始したが、需要の伸長に対応するため、今回、能力を引き上げ供給体制を強化した。 昭電は、中期経営計画で、高純度アンモニアを含む「半導体プロセス材料」を、グループの成長を牽引する成長ドライバーに位置づけ手いる、2008年には「半導体プロセス材料」の売上を300億円に引き上げる計画である。 <生産子会社の概要> ・会社名 :台湾昭和化学品製造有限公司 ・設 立 :2004年11月 ・所在地 :(本社)台北市 (工場)台南市 ・資本金 :70百万台湾ドル (約228百万円) ・出資比率:昭和電工 80%、永聖貿易 10%、昭和特殊気体 10% ・董事長 :大井 敏夫(昭和電工 取締役執行役員 化学品事業部門長) ・事業内容:高純度アンモニアの製造販売 ニュースリリース参照 ○台湾のエレクトロニクス分野向け高純度アンモニア生産設備増強完了 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1196918349.doc ○SDK Ups High-Purity Ammonia Production Capacity in Taiwan http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1196929310.doc |