2007年12月10日
ナフサの先週の契約価格、3週間振りに下降
ただし週末の価格は前の週を上回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、先週中にわが国の商社や石油・石油化学企業等が国際スポット市場で契約したナフサの週平均のC&F価格はトン当たり842ドル強となった。
 
 史上最高値となった前の週の平均をおよそ24ドル(3%弱)下回っている。3週間振りの値下がりとなる。
 注目の北西欧のCIF価格は829ドル強で、前の週の平均を4ドル強下回っている。2週間連続の下降である。
 いずれも原油のスポット相場の軟化を後追いするかたちでの値下がりとなっている。ただし、WTIや北海ブレントなど原油に比べると下降率は小さい。しかも、C&F/ジャパンもCIF/NWEも週末には再び反騰して前の週の週末の価格を上回っている。C&F/ジャパンは3ドル高にとどまっているが、CIF/NWEは17ドルもの上昇となっている。