2007年12月17日 |
宇部マテリアルズ、次世代型超高反応消石灰製造設備着工 |
【カテゴリー】:経営(環境/安全) 【関連企業・団体】:宇部マテリアルズ |
宇部マテリアルズ(安部研一社長)はこのほど、ゴミ焼却施設向け排ガス処理用次世代型超高反応消石灰(製品名「カルブリードEX」)を開発したため、千葉工場に年産能力2万トンの製造設備建設に着手した。完成は2008年8月末の予定。 ゴミ焼却施設向け排ガス処理材には、これまで脱塩化水素として一般特号消石灰が使われてきたが、最近は硫黄酸化物(SOX)の排出規制強化から、排ガス処理材の性能向上が求められ、高反応タイプの需要が拡大している。 「カルブリードEX」は、こうした市場ニーズに応えるために開発したもので同社製の従来品に比べて排ガス処理性能が約3割向上した。 同社は、宇部興産グループの中核企業で、石灰石を原料にしたカルシア関連製品のトップメーカー。海水中のマグネシウムから耐火物原料となるマグネシアクリンカーの国内唯一のメーカーとして知られている。 |