2007年12月18日 |
PSの11月の出荷、2ヵ月連続の前年超えに |
国内向けが順調に回復、輸出は2.6倍に |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会が18日に集計したPS(ポリスチレン)の11月の総出荷数量は前年同月の実績を10%上回って78,796トンとなった。2ヵ月連続の前年同月超えだが、伸び率が10月の13%に続いて2けたとなっている点が注目される。 国内向けは6%増の74,360トンで、10月に続いての前年同月超えとなっている。8月の同13%減、9月の同19%減から一転して2けた成長となり、内需の順調な回復振りがうかがえる。包装用がHIシートとOPS向けの大幅な伸びで22%の増加となったことが大きく寄与している。またデジタル家電向けと事務機がともに好調で電機・工業用は8%増。ただし、雑貨・産業用は19%減、FS用は建築確認申請の処理の遅れが響いて4%減と落ち込んでいる。 輸出は、国内向け以上に大きな伸びを遂げた。絶対量はまだ4,436トンと小さいが、前年同月比は263%となっている。韓国や台湾のデジタル家電向けの需要の活発化が強力な推進力となっているようだ。 生産は69,424トンで同10%減となっている。6ヵ月連続の前年同月割れで、この結果、月末在庫は同7%減の94,892トンに縮小している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1197958279.pdf |