2007年12月19日 |
クラレ、シンガポールの「ポバール アジア」100%子会社化 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:クラレ |
クラレは19日、シンガポールのポリビニルアルコール(ポバール)製造・販売会社、POVAL ASIA PTELTD.(PA社)について、50%の株式を所有している日本合成化学から全株式を譲り受け、クラレの100%子会社とすることで両社合意したと発表した。株式取得は2008年1月31日付で行われる。 PA社は1996年にクラレの現地子会社と日本合成化学子会社の共同出資(50:50)で設立し、これまでアジア市場を中心に汎用ポバールを供給してきた。ポバール市場はこのところ新興国の需要拡大等に伴い、世界的に逼迫状況にあるが、一方では樹脂としての用途の多様化、品質要求の高度化が進み、フィルム・繊維等の原料樹脂としても需要は拡大している。 クラレは、こうした事業環境の中、ポバールのグローバルな展開を図る上で、PA社を完全子会社化し、アジアの生産拠点として従来の汎用品に止まらず高付加価値品を含めた供給体制の構築を目指すべきと判断した。 【異動する子会社の概要】 (1)商号 POVAL ASIA PTE LTD. (2)代表者 取締役社長 山本 忠宏 (3)所在地 10 Sakra Avenue Singapore 627887 (4)設立 平成8年10月1日 (5)事業内容 ポリビニルアルコールの製造・販売 (6)発行済株式総数 40百万株 (7)決算期 12月31日 (8)資本金 27,775 千US$ <2007年12月期の業績>(単位:千米ドル) ◇売上高 : 98,603 ◇経常利益 : 1,190 ◇当期純利益 : 1,254 ◇総資産 : 73,411 ◇純資産 : 32,526 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1198045549.pdf |