2007年12月19日 |
PSPの出荷の前年割れが続く |
11月も3.8%減、1月からの累計は3.6%減 |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会が19日に集計した同シート(PSP)の11月の総出荷数量は9,900トンで、前年同月の実績を3.8%下回った。これでPSPの月間出荷量は6ヵ月連続の前年同月割れとなった。今年に入って9度目の前年同月割れである。 11月が前年同月を下回ったのは、最大消費品種であるトレー反(ロールトレー)が1.5%増えて4ヵ月ぶりの前年同月超えとなったのに対して、一般反、ラミネート丼用、ラミネート一般の計3分野が軒並み前年を割り込んだため。中でも一般反の15.9%減が大きく足を引っ張ったといえる。 この結果、1月から11月までの累計は99,930トンとなった。前年同期を3.6%下回っている。トレー反をはじめとしたすべての分野が前年を割り込んでいる。これには、需要家の強い要請によってPSP各社が製品の薄肉化に懸命に取り組んできたことと、他の材料との競争の激化が大きく影響していると見られている。 PSPの11月の出荷実績と1〜11月の累計は別表の通り。 【関連ファイル】 PSPの11月の出荷実績と1〜11月計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1198058557.xls |