2007年12月21日 |
三菱化学・鹿島の火災事故影響拡大、PEとPP全系列操業停止 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:三菱化学 |
21日午前、鹿島事業所の第2エチレンプラントが火災事故を起こした三菱化学は同日夜、午後9時現在の工場内のプラント稼動状況を発表した。 影響は予想以上に大きく、第2エチレンプラントをはじめ、ポリエチレン、ポリプロピレンの全系列及び第2ベンゼンプラントが火災発生と同時に運転停止した。 EO/EG、エチルベンゼン、キュメンの各プラントは9時現在、操業率を60%に落として操業、フェノールは90%で稼動中。 工場は火災発生から10時間経ったが、火はまだ完全に消えておらず、消防当局から鎮火が発表されていない。行方不明だった協力会社の作業員4人のうち2人が遺体で発見された。 小林喜光社長は21日、直ちに現場にかけつけ、事故後の対応に万全を期すよう指示した。また、関係者や報道陣に対して「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と陳謝した。 <現時点で停止中のプラント> (1)第2エチレンプラント (2)第2ベンゼンプラント (3)ポリエチレン A、B 、C全系停止 (4)ポリプロピレン A、B、C全系停止 <稼動調整中のプラント> (1)酸化エチレン・エチレングリコール 60%稼動 (2)エチルベンゼン 60%稼動 (3)キュメン 60%稼動 (4)フェノール 90%稼動 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1198243095.tif |