2008年01月07日
ナフサの12月のMOP/J、856ドル半ばにアップ
最高値を更新、前年同月の平均を50%強上回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋が集計したところによると、昨年12月中にわが国の商社や石油ならびに石油化学企業等が国際市場で契約したナフサの月間平均C&F価格(MOP/J)はトン当たり856ドル台半ばとなった模様。
 
 11月における契約の月間平均価格は同844ドル弱となったと見られているので、12月の契約価格のアップ率はおおおむね1.5%ということになる。前月に続いての月間最高値の更新となった。前年同月の平均に対比すると50%強の上昇となる。
 
 一方の原油の12月の平均価格は全体に前年月を下回っている。WTIを例に取ると12月の平均はバレル当たり91.7ドル強で、前月に比べて約3%安となっている。日本の商社や石油ならびに石油化学企業の多くがこれまで以上に積極的にナフサの手当てに動いたことがこうした逆転現象をもたらす結果になったと分析する関係者が多い。