2008年01月08日 |
カネカ、塩ビ樹脂 21日からキロ15〜20円以上値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは8日、原料価格の高騰を受けて、塩化ビニール樹脂(PVC)の販売価格を修正すると発表した。値上げ幅はキログラム当たり15〜20円以上とし、1月21日納入分から実施する。 値上げは汎用PVCのほか、塩ビペースト樹脂、架橋塩ビ、酢ビコポリマー、塩素化塩ビなど全品種を対象に実施する。 同社は、昨年6月にもキログラム当たり15円の値上げを実施したが、原油・ナフサ価格の高騰はその後も続き、昨年10〜12月期のナフサ価格はキロリットル当たり61,000円〜62,000円で推移、本年1〜3月期は同68,000円前後が見込まれる。 加えて、原油の高騰は物流、ユーティリティコスト等の上昇を招き、急激に収益悪化が進んでいる。原油の騰勢には沈静化の気配が見られず、価格高騰のリスクはさらに増大している。自助努力だけでの対応には限界があるため、値上げ実施を決めた。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1199773658.doc |