2008年01月08日 | |
三菱ガス化学の中国重慶のメタノール計画スタート | |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:三菱ガス化学 |
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(上海発=特約) 三菱ガス化学と重慶化医集団の合弁のメタノール計画の定礎式が昨年12月26日、副市長その他の出席のもと、重慶市の重慶ケミカルパークで行なわれた。 2004年9月に国家発展改革委員会(NDRC)からFS作業実施の承認を得て、FSを続けていた。 既報 2004年09月09日 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=14461 重慶化医集団によると、2007年7月5日に事業実施の承認を取得した。 合弁会社の詳細については明らかにされていない。 投資額は21億人民元(約290百万ドル)で、公称能力は年産85万トンだが、重慶化医集団によると、実能力は100万トンになるという。本年上半期に着工し、2010年の下半期のスタートを目指す。 重慶ケミカルパークの説明では、本計画では廃水は97.8%が回収され、CO2はリサイクルされ、エネルギー消費は中国のメタノール工場の平均よりも11%少ないという。 国家発展改革委員会(NDRC)は昨年、新しい天然ガス活用政策を発表した。限られた天然ガスの消費を最適化し、省エネを推進することを狙い、8月30日以降、天然ガスを原料とするメタノールの生産を禁止した。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=22178 しかしながら、本件については、それ以前に承認を受けており、かつ、天然ガスの供給契約を締結しているため、対象外となる。 |