2008年01月08日
BZの1月のACP、トン985ドルに下降
USCPは逆にガロン345セントに反騰
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 ベンゼン(BZ)のアジア地域におけるコントラクトものの1月の価格(ACP)は、トン当たり985ドルに決まった。前月(昨年12月)に比べると同35ドルの値下がりである。
 11月の1,040ドルをピークに2ヵ月連続の下降となった。石油精製各社は12月の横並びを希望していたが、需要家のSM(スチレンモノマー)メーカーやPH(フェノール)メーカーが値下げを強く求めて押し切った模様。
 
 しかし米国におけるコントラクトものの1月の価格(USCP)交渉は、前月の価格をガロン当たり1Oセント上回る345セントとすることで決着となった。3ヵ月振りの反騰である。トン当たりに換算すると、約30ドル高の1,035ドルということになる。需給が再び引き締まってきたことによるものと見られている。