2008年01月09日
環境省、塩ビサッシ窓を増設へ
近く入札を予定、3月末完工を目指す
【カテゴリー】:行政/団体(原料/樹脂/化成品、環境/安全)
【関連企業・団体】:環境省

 環境省は、霞ヶ関の本庁舎に設置している塩ビサッシと複層ガラスの組み合わせによる断熱・省エネ型の内窓を今年3月末完工を目標に増設する方針を固めた。

 近く一般入札を公告、その結果をみて具体的な増設規模を決定することにしている。同省で見込んでいる範囲内に投資額が収まることが確認できれば、同省が利用している4フロアーすべての窓に塩ビサッシと複層ガラスによる内窓を設置するようにしたい考えだ。

 現在同省では、霞ヶ関合同庁舎5号館のうちの23階から26階までの4フロアーを使用しており、全体の窓のうちおよそ36%相当の窓の内側に塩ビサッシ窓を設置している。これは、業務に関わって排出される地球温暖化ガスの排出量を先ずは行政機関自らが思い切って削減すべきであり、窓の断熱化が不可欠と判断して実行に踏み切ったもの。

 その結果、きわめて良好な断熱・省エネ効果が得られることが確認できたため、増設に踏み切ることにしたもの。2月入りと同時に毎週の土曜日と日曜日に据付作業を進めて3月末までにすべての作業が完了するように持っていきたいとしている。

 環境省のこれまでの試験採用で良好な結果が得られたことに対しては他の省庁も注目しており、同じ塩ビサッシと復層ガラスの組み合わせによる断熱・省エネ窓の採用を前向きに検討するところが出始めている。