2008年01月10日
昭電、世界初・垂直磁気方式による1.3インチHD量産開始
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は10日、小型ハードディスクドライブ(HDD)向けに1.3インチハードディスク(HD)の量産を開始したと発表した。垂直磁気記録方式による1.3インチHDの量産は世界で初めて、40ギガバイト/枚の記録容量も現時点で世界最大となる。

 今回の1.3インチHDを使用することにより、コンパクトフラッシュに比べて低価格での大記録容量HDDが可能となる。また、1.89インチHDDに比べて小型・軽量のため、省電力性・耐衝撃性をさらに向上させることができ、今後ハイビジョンビデオカメラ、携帯型音楽プレーヤー、超小型ノートPC等への需要が見込まれる。

 同社は2005年6月に世界で初めて、垂直磁気記録方式によるHDの出荷を開始し、ハードディスク記録容量の大幅拡大を実現させた。また今回の1.3インチに加え、1.89、2.5、3.5インチHDでも、世界最大記録容量の製品を出荷中だ。

 大記録容量のHDに対する需要は、動画の保存・編集を行うPC、ハイビジョン録画対応HDDレコーダーやHDD内蔵型ビデオカメラ等の出荷台数の増加に伴い、各サイズそれぞれ年々拡大しているが、同社は今回、垂直磁気記録方式HDの安定供給体制を構築したことになる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1199938496.doc