2008年01月11日
BASF、中国・南京のオキソ法可塑剤プラントを増設
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF

 BASFは11日、アジア太平洋地域の可塑剤事業を拡大すると発表した。溶剤・可塑剤の需要増大に対応するためで、中国・南京にあるオキソ-C4プラントの年産能力を2008年第4四半期までに5万5,000トン拡大して、30万5,000トンに引き上げる。
 
 これにより、可塑剤原料となるアルコール、n-ブタノールや2-エチルヘキサノールのサプライヤーとしての信頼性が確実なものになるとしている。アジアでの可塑剤の需要は、2015 年までに年間4〜5%拡大すると推定している。

 同社はこれと同時に可塑剤のアプリケーションラボを上海に開設した。ここでは、新しい可塑剤の「ヘキサモールディンチ」や「パラチノール10-P」など、革新的な製品の研究開発活動を行う。
 
 ヘキサモールディンチは、食品と接触する製品や医療機器などのデリケートな用途向けに特別開発した非フタル酸系の可塑剤、また、パラチノール10-Pは、自動車や電線用途で優れた特性を発揮するC10可塑剤で、同社の技術専門チームが、実験・試験、現場での技術アドバイス、配合調整、顧客との共同開発などのサービスを提供する。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1200020100.pdf