2008年01月16日 |
最大寿命10年の乾電池 松下電器が開発 |
「エボルタ」4月末から発売へ |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:松下電器産業 |
長寿命世界一の新乾電池を松下電器産業が4月26日から発売することになった。同社が15日発表した。この新乾電池(商品名・EVOLTA エボルタ)は同社の従来品に対し20%以上長持ちし、使用可能な期間が5−10年としている。世界最長となる。 エボルタは正・負電極に新しい材料を使用することで発電の効率を向上させている。発電に必要な材料の内容量を向上させる新構造としたうえ、材料を高密度に詰める新工法により反応効率を高めた。 月産2,000万個を予定、価格はオープンだが単3型4本で590円程度になる見込み。同社が04年に販売した長持ち電池「オキシライド」に比べ3−5%高。発売に合わせて手のひらサイズの小さなロボット「エボルタ」で国内をはじめ世界的にPRする。 エボルタは低負荷電流から各種デジタル機器など高負荷電流領域まで適応できる。防災関連機器にまで使用可能。オキシライドは豆電球など低負荷電流の機器には不向きだったいきさつがあり、エボルタの発売で、生産を縮小するもよう。 同社ではこれによりアルカリ電池市場での世界シェアを06年の19%から09年には26%に引き上げ、国内では現在の40%を50%に伸ばす方針だ。 |