2001年06月11日
TEC、バングラデシュ肥料工場の増強プロジェクト受注
アンモニア設備を20%増強、2003年夏完成
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング

 東洋エンジニアリング(TEC)は11日、バングラデシュ化学工業公社(BCIC)との間で、同公社傘下のチッタゴン肥料工場の能力増強プロジェクトを受注、契約調印したと発表した。
 チッタゴン肥料工場は同国南部に位置し、1987年からTECが建設したアンモニア日産1,000トン、尿素同1,750トン設備が稼動している。今回のプロジェクトは、このうちアンモニア生産能力を20%増強するもので、増産されるアンモニアは、同工場内に建設予定のリン酸肥料プラントの原料として利用する。
 工場はチッタゴン市近郊の工業地帯にあり、契約内容はプロセスライセンス供与(技術は米ケロッグ・ブラウン・アンド・ルート社、脱炭酸部分は米UOP社)、設計、機器調達、工事を含む一括請負契約、金額は約76億円。完成は2003年夏の予定。