2008年01月17日
PSPの出荷、12月もわずかに前年を下回る
07年合計は11万トンで前年比3.3%減
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会が17日に集計したところ、同シート(PSP)の昨年12月の出荷数量は10,090トンとなった。9月以降4ヵ月連続で10,000トンの大台を超えたものの、前年同月の実績に対しては0.7%減となり、その結果7ヵ月連続の前年同月割れとなった。
 
 主力のトレー反(ロールトレー)は前年同月を8.8%上回って2ヵ月連続の前年同月超えとなり、また、ラミネート丼用も1.3%増えて6ヵ月振りに前年同月を上回ったが、一般反が同16.0%減と不振で、またラミネート一般用も8.1%減に終わったためトータルではわずかながらも前年割れとなった。
 
 この結果、07年合計の出荷量は110,020トンとなった。前年の実績を3.3%下回っている。これで9年連続のマイナス成長となった。トレー反をはじめ全ての分野が前年を下回っている。もっとも、これには需要家各社の強い要求もあっての製品の薄肉化の進展が大きく作用していると見られる。
 
 PSPの07年12月の出荷実績と年計は別表の通り。

【関連ファイル】
PSPの07年12月の出荷実績と年計
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1200557151.xls