2008年01月18日
環境省、「学校エコ改修」に2校を追加
2月に補助金交付対象校を募集へ
【カテゴリー】:行政/団体(原料/樹脂/化成品、環境/安全)
【関連企業・団体】:環境省

 環境省総合環境政策局は、かねて実施している校舎のエコ改修支援政策プロジェクトを08年度も継続していくことになった。
 新たに2校を支援対象校に選んで3カ年計画で実行を促していく計画。支援に当たっては石油特別会計から補助金を確保、環境教育費も合わせた総所要資金の2分の1を補填していく考え。このため財務省から08年度分として8億2,000万円の予算を引き出していくことにしている。

 同局が推進している「学校エコ改修プロジェクト」は、全国の学校のうち老朽化の進行によって新たな冷暖房措置や大掛かりな新・改築が必要となっている校舎について太陽電池の設置、樹脂サッシと複層ガラスの組み合わせによる断熱窓の採用、外壁の断熱化などの手法で断熱化を推進していくというもの。地球温暖化防止の重要テーマの一つが校舎の断熱化であるとの判断に基づいて05年度に同プロジェクトを立ち上げ、07年までに合計16校の計画を承認して改修工事を支援してきている。

 08年度はさらに二つの学校を対象校に追加することにしており、2月に募集を開始、4月に締め切って個別に計画内容を審査して最終決定する予定。
 これまでの適用校の中には、北海道黒松内中学校のように樹脂サッシと複層ガラスの組み合わせによる断熱窓の採用に踏み切ったところも複数見られる。