2008年01月21日 |
三菱化学、樹脂コンパウンド事業を統合 アプコ社を吸収合併 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱化学、三菱化学エムケーブイ |
三菱化学は21日、樹脂コンパウンド事業をさらに強化するため、子会社のアプコ社を本年4月1日付で吸収合併すると発表した。 アプコ社は、1999年10月に三菱化学MKVが住友ベークライトの塩ビコンパウンド事業と統合して設立した。 2006年10月、住友ベークライトが保有するアプコ社の株式を三菱化学が買い取り、MKVと三菱化学の共同会社としたのに続いて、2007年4月にはアプコ社を三菱化学の100%子会社とした。今回、アプコ社を吸収合併することで、樹脂コンパウンド事業運営の一体化を図る。 三菱化学は、機能性樹脂事業を「集中事業」のひとつと位置づけ、特に自動車向けを中心とした熱可塑性エラストマー事業では、米国製造拠点の能力倍増など、積極的に事業拡大を図ってきた。 今回のコンパウンド事業統合により、同社は自動車、電線、建材など各種産業分野向けの塩ビ・機能性樹脂コンパウンド材料を製品ラインナップに追加し、開発・製造・マーケティングの強化を図る。また今後は、米国・中国・タイ・シンガポールの各海外拠点によるグローバル対応など、戦略的な事業運営を加速させる。 【アプコ社の概要】 (1)本社 東京都港区芝四丁目14番1号 (2)社長 永井 一史 (ながい ひとし) (3)資本金 350百万円 (2007年12月31日現在) (4)売上高 単独:168億円、連結:約219億円 (2006年12月期) (5)主要製品 塩ビ、機能性樹脂コンパウンド (6)主要株主 三菱化学100% ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1200899640.pdf |