2008年01月21日 | |
三菱化学グループ、機能材料分野の事業統合決る | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱化学、三菱樹脂、三菱ケミカルホールディングス |
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三菱ケミカルホールディングスは21日 三菱化学、三菱樹脂、三菱化学ポリエステルフィルム、三菱化学産資、三菱化学エムケーブイの5社による、機能材料分野の再編・統合新会社が今年4月1日付で発足すると発表した。 各社は同日開催されたそれぞれの取締役会の決議を経て、合併契約及び吸収分割契約を締結した。 再編・統合の方法は、4月1日付で三菱化学が保有する三菱化学ポリエステルフィルム、三菱化学産資及び三菱化学エムケーブイのすべての発行済株式を三菱ケミカルホールディングス、さらに三菱化学の機能材料本部機能材料企画室が所管する事業及び同本部機能資材事業部が所管する事業に関しては三菱化学が有する権利義務を三菱樹脂に、それぞれ吸収分割の方法により移管したのち、同日をもって、三菱樹脂、三菱化学ポリエステルフィルム、三菱化学産資及び三菱化学エムケーブイが合併する方法をとる。 ■ 承継後の三菱樹脂の概要(再編・統合終了後) (1)商号:三菱樹脂株式会社 (2)主な事業内容:合成樹脂製品の製造及び販売 (3)本店所在地:東京都中央区日本橋本石町1−2−2 (4)代表者:吉田 宏(三菱樹脂代表取締役兼副社長執行役員) (5)資本金:215億円 (6)決算期:3月 (6)大株主及び持株比率:三菱ケミカルホールディングス100% 新社長に内定した吉田氏は21日に会見し、「早急に統合シナジーを高めつつ新商品の開発と事業のグローバル展開に力を入れていきたい」など、経営の基本方針と当面の課題について以下の通り抱負を語った。 ○経営目標の詳細はこれから煮詰めていくことになるのでこの場では詳しく述べられないが、先ずは融和と結束をバランスよく両立させてスピード感豊かな経営を進めていきたい。 ○また、CSRにも重点を置いていく考えで、社会貢献、コンプライアンスの遵守、環境・安全の徹底、人権の啓発、リスク管理の5項目を柱にしっかり成果を上げていきたい。 ○三菱化学グループは、事業の重要な柱の一つとして機能材料部門の強化にエネルギーの多くを傾注していくことにしている。新生「三菱樹脂」がその重要な担い手としての役割をきちんと果たしていくように社員が心を一つにしてがんばっていきたい。 ニュースリリース参照 ○機能材料分野の事業統合新社に係る合併契約等締結に関するお知らせ http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1200907532.pdf ○組織図 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1200908008.pdf ○人事異動 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1200908008.pdf |