2008年01月23日 |
三菱レイヨン、CO2換算5,000トン分の排出権信託受益権を取得 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:三菱レイヨン |
三菱レイヨンは23日、カーボン・オフセットを目的として、三菱UFJ信託銀行から二酸化炭素換算5,000トン相当分の排出権信託受益権を取得したと発表した。 同社は、地球温暖化防止のため、エネルギー消費原単位を2010年度までに1990年度比90%以下にするとの目標を掲げ、生産現場でのエネルギー原単位の向上などに取り組んでいる。 一方、温室効果ガスの排出削減についても対策を進めているが、その一環として、本支店から排出される温室効果ガスを三菱UFJ信託銀行が販売する排出権信託商品を取得することでカーボン・オフセットすることにした。 今回、排出権信託受益権を取得するメリットは以下の通り。 (1)小口でも取得可能であること、 (2)取得時、取得後の事務・管理手続きが軽減されること、 (3)京都議定書遵守目的にも活用が可能なこと ■カーボン・オフセットとは、直接的な施策によって削減できない温室効果ガスを、植林やクリーンエネルギーなどの事業に投資するなどにより、その排出量を相殺(オフセット)する仕組みのこと。三菱レイヨンは、自社設備ではないため、ハード的な対策を打つことが困難な本支店から排出される温室効果ガスを削減対象とした。 【内容】 ◇排出権 :三菱UFJ信託銀行が販売する排出権信託受益権 ◇排出権の種類 :「韓国ウルサン市におけるハイドロフルオロカーボン(HFC)類の破壊プロジェクト」 (国連CDM(クリーン開発メカニズム)理事会承認番号 003) ◇取得量 :二酸化炭素換算 5,000トン相当分 ◇オフセット量 :本支店排出量 年間約1,000トンを2006年度から2010年度まで毎年オフセットを実施 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1201077976.pdf |