2008年01月24日
環境省、学校エコ改修のモデル校募集を開始
2校を対象に3年単位の計画を助成へ
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:環境省

 環境省は、地方公共団体が設立している学校の施設のエコ改修と環境教育事業を20年度も引き続き支援していくことにしてこのほどモデル校の募集を開始した。

 今回の募集校は2校。応募校のうち、二酸化炭素の排出に対して優れた削減効果を持つ省エネ改修や、代替エネルギー機器導入等を最も効果的に組み合わせて実施できる施設を整備すると判断されるところを選んで補助金を交付する。補助率は50%と高い。

 事業の実施期間は原則3年。1年目は学校施設の温熱環境調査と、設計者選定のためのプロポーザル審査等を、2年目は基本設計・実施設計、機器導入、環境教育の試験的実施等を、そして3年目は実際の工事と環境教育の試験的実施を義務付ける。エコ改修については、窓や壁の断熱化、高効率照明機器の導入、屋上や壁面の緑化などが具体的なテーマとなる。締め切りは2月22日。
 
 同省のこのプロジェクトは、二酸化炭素の排出を抑制しつつ児童・生徒が快適な学習活動を進めていけるように学校施設のエコ改修を実施するとともに、学校・地域における環境教育を一体的に行う学校に対して一定の補助金を交付して支援していくというもの。過去3年で合計16の小・中・高校が対象に選ばれ、それぞれ3年計画で改修・環境教育事業の実現に取り組んでいる。