2008年01月25日 |
昭和電工堺アルミ、高純度アルミ塊 新精製炉を竣工 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工の子会社、昭和電工堺アルミ(本社:大阪府堺市、尾野元英社長)が建設していた高純度アルミ塊新精製炉が完成し、25日竣工した。 同社は、昭和電工が販売するアルミ電解コンデンサー向け高純度アルミ箔をアルミ塊の精製から圧延まで一貫生産している。コンデンサー用高純度アルミ箔は、一般のアルミ箔とは異なり、純度99.99%の高純度アルミ塊を圧延して生産する。 同社は今回、需要の増加に対応するため、アルミ地金から高純度アルミ塊への精製炉を1基新設し、精製能力を従来の月産1,000トンから1,600トンに拡大した。これにより、高純度アルミ塊の社内調達比率を70%から90%に引き上げ、高純度アルミ箔の生産能力もこれまでの月産1,500トンから1,800トン超へ増強した。 アルミ電解コンデンサーは、薄型テレビなどのデジタル家電や自動車向けなどにこのところ需要が好調だが、これに伴い高純度アルミ箔の需要も急増し、昨年第3四半期以降国内生産は月産4,000トンを越えている。今後も年率10%近い市場の拡大が見込まれているが、同社は引続き、原料からの一貫体制を整備し生産の安定と品質の向上を目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1201235967.doc |