2008年01月29日 | |
旭化成メディカル、ウイルス除去フィルター「プラノバ」設備増強 | |
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル) 【関連企業・団体】:旭化成ファーマ、旭化成メディカル |
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旭化成メディカルは、ウイルス除去フィルター「プラノバ」(商標名)の需要が好調なため、延岡工場内に紡糸工場を建設する。総工費約42億円をかけて、中空糸生産能力を年産40,000平方メートル増強し、現有設備(30,000平方メートル)と合わせて70,000平方メートルに拡大する。今年4月に着工し、09年3月完成の予定。 工場新設計画の概要は次の通り。 (1) 場 所 宮崎県延岡市旭町6丁目 プラノバ組立工場隣接地 (2) 増設能力 40,000〓/年 (トータル能力70,000〓/年) (3) 投資額 約42億円 (4) 工 期 2008年4月着工、2009年3月竣工予定 「プラノバ」は、工業用のウイルス除去フィルターで、血漿分画製剤やバイオ医薬品などの生物製剤製造工程で広く使用されている。最近は世界的に生物製剤の安全性に対する要求が高まっており、バイオ医薬品の開発が盛んになってきたこともあって、国内外でフィルターの需要が伸びている。このため同社は、中空糸設備を増強し安定供給を目指すことにした。 【旭化成メディカル株式会社の概要】 (1)代表者 :吉田 安幸 (2)設 立 :2007年10月 (3)資本金 :2億円(旭化成ファーマ 100%出資) (4)本 社 :東京都千代田区神田美土代町9−1 (5)工 場 :◇延岡工場:プラノバ紡糸工場及び組立工場 ◇大分工場:セパセル組立工場 (6)従業員数:約400名(2007年10月末) (7)主要製品:輸血用白血球除去フィルター「セパセル」、ウイルス除去フィルター「プラノバ」等の開発・製造・販売 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1201581666.pdf |