2008年01月31日
「化審法」の見直し作業がスタート
関係3省の審議会が合同WGを設置
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:環境省、経済産業省、厚生労働省

 経済産業省、厚生労働省、環境省の3省は31日、産業構造審議会、厚生科学審議会、中央環境審議会の合同会合を開催して、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」の見直しに関する審議を三つの審議会が協力し合って進めていくよう要請し、同意を得た。

 これは、平成15年における同法の改正の際に、附則第6条で、改正法の施行後5年を経過したところでさらなる改正の必要性について検討するよう規定されたことに基づいて三つの審議会に具体的な対応のあり方の審議を求めたもの。

 これを受けて31日に開催された合同会合では、ただちに各審議会の下部組織として三つのワーキンググループ(WG)を発足させて制度の施行状況、課題、対策オプション等について整理を行うことで合意した。

 WGは、2月19日の初会合を皮切りに今年6月末〜7月上旬までに4回程度合同会合を開いて「ライフサイクルにおける使用実態を考慮した化学物質管理」「リスク評価の必要性と効率的実施方法」「新規化学物質審査制度等のハザード評価方法のあり方」「今後の化学物質管理のあり方」の5つのテーマにつて意見を交わしていく。
 その結果まとめられたWGの意見については、三つの審議会が夏場から数回の合同会合で審議して9〜10月に最終的な報告書に仕上げて3省に提出する予定。