2008年02月01日 |
三菱化学、日本エタノール社を統合、事業体制強化へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱化学 |
三菱化学は1日、100%子会社の日本エタノール社を4月1日付で吸収合併し、一体運営体制をとると発表した。合成エタノール事業の一層の強化を図る。 日本エタノール社は、アルコール専売法時代の1969年11月に三菱油化(当時)の全額出資により設立。四日市にシェル法によるエタノール工場(現有能力:年産7万キロリットル)をもち、一貫して合成エタノール事業に取り組んできた。 しかし、2001年にアルコール専売法が廃止され、2006年4月からはアルコールの製造・輸入・販売・使用が完全自由化されるなど、事業環境は大きく様変わりした。また、原料であるエチレン価格の高騰や発酵アルコールとの競争激化など、取り巻く環境も厳しさを増している。 こうした中で、三菱化学は今回、日本エタノール社の統合を決めた。石化事業全体の中に有機的に組み込むことによって事業体制を強化し、戦略的な展開を図る。 【日本エタノール株式会社の概要】 (1)本社 東京都千代田区神田錦町一丁目16番地1 (2)社長 蓑田 豊一(みのだ とよかず) (3)資本金 480百万円(2007年12月31日現在) (4)売上高 6,192百万円(2007年3月期) (5)主要製品 工業用エタノール (6)主要株主 三菱化学 100% ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1201847835.pdf |