2008年02月01日
スポットナフサの日本勢の契約価格、1月は前月並みに
C&F価格の月間平均、トン858ドル台半ば
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:なし

 大手商社や石油ならびに石油化学企業等が1月中に国際スポットマーケットで契約したナフサの月間平均価格は、トン当たりC&F858ドル台半ばとなった模様。

 昨年12月の平均価格を同2ドル上回るだけで、ほぼ横並びと言える。原油のスポット価格が1%強の上昇にとどまったのに加えて、三菱化学・鹿島の第2エチレンプラントが火災事故で運休したことも影響したと見られている。
 それでも5ヵ月連続の上昇で、最近のボトムの昨年8月の契約価格に比べると同191ドル(28.7%)高い。前年同月に対比すると、同327ドル(61.5%)の値上がりとなる。

 為替レートが現在のレベルで推移すると、1月の契約分がわが国に入ってくる2月中旬から3月中旬にかけてのキロリットル当たりの円単位のCIF価格の平均は63,200円ていどになる。月単位では史上4番目の高値となった12月の輸入価格をさらに30円ていど上回ることになる。