2008年02月04日 |
BZの2月のACP、トン1,015ドルにアップ |
韓国のFOB価格の上昇が影響して30ドル高 |
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
わが国の石油企業大手によるベンゼン(BZ)の2月におけるアジア市場向けのコントラクトものの価格(ACP)がトン当たり1,015ドルに引き上げられることがこのほど決まった。 1月のACPは12月の価格に比べて35ドル安の985ドルに引き下げられたが、2月は逆に30ドル高となった。3ヵ月振りの上昇となる。 これには、世界最大の供給国である韓国の石油精製企業がいっせいに1月中旬に米国向けのスポットもののFOB価格をそれまでの同970ドルから1,030ドルに引き上げたため世界全体のスポット相場が一気に反騰したことが大きく影響している。 一方、米国の2月のコントラクトものの価格については大手リファイナリーと大手SMメーカーとが話し合った結果、ガロン当たり345セントとすることで合意した。12月の価格に比べて10セント高となった1月の価格の据え置きとなった。トン当たりに換算すると、およそ1,035ドルということになる。 |